八女茶とは?その特徴と歴史
こんばんわにくえだです
緑茶好きなら一度は耳にしたことがある
「八女茶(やめちゃ)」。
私も嗜んだことはあり、やはり5月ごろの新茶が芽生える頃にふとその味を思い出し、この記事を書くに思いつきました。(たそがれ。笑)
その名の通り、福岡県八女市を中心に生産される銘茶で、全国茶品評会でもたびたび上位入賞するほどの実力派です!
八女市は、朝夕の寒暖差が激しく、霧が発生しやすい気候。
これが茶葉の旨み成分「テアニン」や「カテキン」を豊富に育んでくれるのです。
特に「玉露」の名産地として知られ、とろりとしたまろやかな甘みと芳醇な香りが特徴です。
ちなみに、八女茶の歴史は500年以上。戦国時代から愛されてきたお茶であり、伝統と革新が融合した存在と言えるでしょう。
【参考】
・福岡県茶業振興協議会
・JAふくおか八女
南部鉄器で淹れると何が違う?
さて、ここからが本題。(私の記事を見ていただいている人はおさらい。笑)
南部鉄器で八女茶を淹れると、驚くほど味が変わります。
まず鉄瓶は熱伝導がよく、お湯がまろやかに。
さらに、お湯に微量の鉄分が溶け出すことで、お茶の渋みが和らぎ、八女茶特有の甘みが一層際立ちます。
たとえるなら、まるで絹のようななめらかさ。
口に含んだ瞬間、柔らかな旨みがふわっと広がり、香り高い余韻がいつまでも残ります。
さらに、南部鉄器の保温性は抜群。
温度管理がしやすく、二煎目、三煎目を淹れる際も温度が下がりにくいため美味しく淹れることができます。(限度はある。笑)
【ワンポイント豆知識】
南部鉄器で沸かしたお湯は「まろやかな軟水」に近い仕上がりになります。これが、お茶の旨み成分と相性バツグンなのです!
八女茶の美味しい淹れ方(南部鉄器バージョン)
ここでは、八女茶を南部鉄器で美味しく楽しむための基本ステップをご紹介します。
【ステップ1】南部鉄器でお湯を沸かす
- 八女茶には 70〜80℃ のやや低めのお湯がベスト。
- 沸騰したら一度ポットなどに移し、温度を落ち着かせましょう。(沸騰させて冷ますのが美味しく淹れるポイント!)
【ステップ2】茶葉の量は「ティースプーン1杯」
- 1人前で約3gが目安。
- 多すぎると渋みが強くなるのでほどほどに。
- でも渋めが好きな方はちょっと多くても大丈夫!
【ステップ3】蒸らし時間は「60秒」
- 短すぎると薄く、長すぎると渋くなります。
- ゴールデンタイムは約1分!
【ステップ4】二煎目も楽しむ
- 一煎目よりも温度を少し高めにして抽出時間を短めに。
玉露の良さは「味わい深さだけでなく、二煎目、三煎目の楽しみが続くこと」。
煎じるごとに味の変化が楽しめる玉露は、ちょっとお高いですがハマること間違いなしです。
八女茶に合う食事・おやつ(ペアリング)
せっかく極上の八女茶を楽しむなら、食事やおやつとのペアリングにもこだわりたいところ。
1. 和菓子:栗羊羹、最中
八女茶のやさしい甘みに、控えめな甘さの和菓子がベストマッチ。
特に栗羊羹は秋の鉄板コンビです。
2. 朝ごはん:焼き鮭+出汁巻き卵
至福の一杯、八女茶の旨みが和朝食の塩気を引き立て、口の中をさっぱりとリセット。
3. 夕食:和食全般(特に煮物や焼き魚)
食中茶としても優秀。
重たくなりがちな和食メニューを、八女茶の清らかな余韻でサポートしてくれます。
八女茶はどこで買える?おすすめの農園・オンラインショップ
美味しい八女茶を手に入れるなら、やはり産地直送がイチオシ。
JAふくおか八女
安心の品質保証。ギフト用にもおすすめです。
矢部村の農園(例:星野製茶園)
茶品評会でも常連。香り高く、贅沢な時間を約束してくれる一杯。
オンラインショップ
- 楽天市場:「八女茶」で検索すると多数ヒット。
- Amazon:レビューも参考にしやすい。
生産者の顔が見えるお店を選ぶと、味だけでなく物語も一緒に楽しめますよ。
まとめ
いかがでしたか?
「南部鉄器で八女茶」。まさに鉄器と茶葉の黄金タッグです。
豊かな香り、まろやかな甘み。
手間をかけて淹れるひとときは、忙しい日常をほんの少し豊かにしてくれます。
次回は「静岡茶編」。同じ緑茶でも全く違う表情を見せてくれるその魅力を、たっぷりご紹介します。お楽しみに!
ではではにくえだでした
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