やぶきたとは?日本茶の王様を南部鉄器で極める

緑茶

やぶきた茶とは?その特徴と歴史

こんばんわ、にくえだです
最近は緑茶のテーマが続いていますが、私からのメッセージとしてお送りしたいのは、

緑茶にはこんな種類があるんだよ!
というのをまずは、第一に伝えたく、

緑茶を深く知っている人には情報が物足りないかもしれませんが、

まずはお茶を知ってほしい!」という思いから、ちょっと軽めの誰でもとっつきやすい記事をメインにしてます!

ぜひそんなスタンスの記事ですが、お付き合いいただければ幸いです。(深掘りする記事は荒茶の2煎時目は美味しく飲めない?意外と難しい荒茶の淹れ方、こんな記事もあるのでぜひリンク飛んでみてください!)


ではでは話は戻りまして、「やぶきた」は、日本で栽培されている緑茶の約7〜8割を占める、日本茶の王様とも呼べる品種です。

名前の由来は、静岡県静岡市の「藪(やぶ)」の北側で発見されたことから。「やぶきた」と聞くだけで、プロのお茶好きはピンとくるほどの有名品種です。

最大の特徴は、バランスの良い味わい。
ほどよい渋みとコク、そしてやさしい甘みが共存していて、飲みやすさと奥深さを兼ね備えています。

また、香りもふくよかで「これぞ日本茶」と思わせる芳醇な香りが広がります。

全国どこでも栽培されるほどの順応性があり、静岡茶・鹿児島茶・八女茶など、地域によって個性が変わるのも魅力です。

【参考】
・農林水産省 茶品種データベース
・静岡県「やぶきた」茶の歴史と特徴


南部鉄器で淹れると何が違う?

実は私、やぶきたを南部鉄器で淹れてみるまでは、正直「やぶきたはどこで飲んでも同じでしょ?」と思っていました。

でも、南部鉄器で淹れた瞬間、まず驚いたのは香り!
湯気が立ちのぼるその一瞬で、いつものやぶきたとは違う「ふわっ」とした香ばしさが鼻をくすぐります。

口に含むと、南部鉄器ならではのまろやかな湯が、やぶきたの持つ渋みと甘みを絶妙なバランスで引き出してくれる。

これぞ「日本茶の王道」という一杯でした。

二煎目になるとさらに柔らかくなり、「まだこんなに深みがあるのか…!」と驚くほど。

特に味が甘味から渋みに変化するのが強く感じられるお茶だな。というのが私の持った印象でした!

朝のスタートにも、昼のほっと一息にもぴったりの万能さです。


やぶきた茶の美味しい淹れ方(南部鉄器バージョン)

【ステップ1】お湯の温度は 70〜80℃

熱すぎると渋みが強くなるため、やや低めがベスト。

【ステップ2】茶葉の量は 3g(ティースプーン山盛り1杯)

標準的な量で安定した味わいに。

【ステップ3】蒸らし時間は 1分

渋みと旨みのバランスがとれる時間帯。

【ステップ4】最後の一滴まで注ぎ切る

旨み成分たっぷりの「ゴールデンドロップ」を忘れずに!

南部鉄器の優れた保温性のおかげで、淹れたての美味しさが長く続きますよ。


やぶきた茶に合う食事・おやつ(ペアリング)

やぶきたは「万能選手」なので、幅広いペアリングが楽しめます!

1. 和菓子:みたらし団子、羊羹

やぶきたの優しい渋みが甘さを引き立てます。

2. 洋菓子:バタークッキー、フィナンシェ

コクのある焼き菓子とも好相性。口の中をさっぱりリセット。

3. 食事:鮭の塩焼き、おにぎり

日本の定番朝ごはんに寄り添う味わい。

実際にみたらし団子と合わせてみたところ、やぶきた茶の渋みがタレの甘みと絶妙にマッチ。

南部鉄器で淹れたことで、口の中にふんわりと旨みが広がり、「これは間違いない!」と感じました。


やぶきた茶はどこで買える?おすすめの農園・ショップ

静岡茶農園

やぶきたと言えば静岡。老舗農園で本場の味わいを!

鹿児島のさえみどりブレンド

やぶきたをベースにした鹿児島茶もおすすめ。

オンラインショップ

  • 楽天市場:「やぶきた茶」で検索!
  • Amazon:レビュー評価の高い茶葉をチェック!

まとめ

「やぶきた」はまさに日本茶の王様。
南部鉄器で淹れることで、渋みと甘みのバランスがさらに引き立ち、毎日の一杯が豊かな時間になります。

初心者にも楽しみやすく、プロもうなる深み。
ぜひ南部鉄器で、やぶきたの魅力を存分に味わってください。

次回は「緑茶シリーズ」の続きとして、さらに深掘りした茶葉をご紹介します。お楽しみに!
ではではにくえだでした


【関連記事】

八女茶の魅力|南部鉄器で淹れる芳醇な甘みとは静岡茶の深いコクを南部鉄器で楽しむ|茶師直伝の淹れ方南部鉄器で淹れる鹿児島茶|香り高くまろやかなひととき


コメント