「なんで南部鉄瓶ってこんなに値段違うの?」
南部鉄瓶を調べ始めると、多くの人がこんな疑問にぶつかります。
でも、こんな疑問を抱き検索をした方は、「価格の違いについて割と早く正解に辿り着きます。」
私の記事ではさらに「価格の違いの理由」、だけではなく、
「生型(なまがた)」の南部鉄瓶をを実際に購入し愛用しているので、「生型製法の南部鉄瓶を購入して後悔はなかったか?」についても深掘りしていこうと思いますので、

南部鉄瓶を探して購入を検討している方は、
「値段の違いの理由」も理解しつつ、”実際に使用している体験談も聞き”、購入の参考になれば良いなと思っています。
ぜひ最後までご覧くださいね
サイズで悩んでいる方はこちら
南部鉄瓶のサイズ選び完全ガイド|1L?2L?4年間使った私の“ベストサイズ”とは✅ 結論:価格差は「製法・ブランド力・作家性」が決定的な違い
- 製法:伝統技術である焼型は超高価、現代的な生型は手頃な価格帯
🔥 焼型(やきがた)鉄瓶とは?
- 伝統的な製法で、焼き固めた型に鋳鉄を流し込む
- 約80工程すべてが職人の手作業
- 一人前になるまで10年かかる熟練技術
- 細部まで緻密な仕上がりで、“美術品”としての価値も
📌価格帯(参考):4万円〜何十万円
⚙ 生型(なまがた)鉄瓶とは?
- 現代的な量産向き製法(型の再利用が可能)
- 鋳造後の仕上げは職人が丁寧に手作業で行う
- IH対応モデルなど、現代の暮らしに適した仕様も多い
📌 価格帯(参考):1万円〜4万円前後
- ブランド:岩手県内の製造業者が作る鉄器にのみに使用が許された名称。
- 作家性:伝統工芸士が作る焼型製法は全て手作業。また焼型に使われるツル(持ち手)もまた、ツル職人がいて手作業。焼型製法では刻印も施される。

見た目の違いは、デザインの違いなど好みもありますが、
“中身の本質的な違い”=細部の繊細さが、値段に直結しているのがわかっていただければと思います。
【比較表】焼型と生型の違い
項目 | 焼型 | 生型 |
---|---|---|
製造工程 | 約80工程、完全手作業 | 一部工程は機械、手仕上げ |
型の素材 | 粘土+砂(焼成型) | 砂(再利用可能) |
作家性 | 職人の銘入り/作品扱い | 基本なし |
IH対応 | △(モノによる) | 〇 |
主な価格帯 | 4万〜10万円以上 | 1万〜4万円前後 |
その他 | IH調理器に不向き | 細部は手作業 |

諸説には焼型製法のほうが、工程、鋳造方法により生産地こだわりの粘土等使用のため味わいが美味しくなる。
なんて話もありますが、信憑性は不明です(個人的には大きく変わらないと思ってます
実際に生型鉄瓶を愛用して感じた「価格と満足度」のリアル

ここからは私が実際に「生型鉄瓶」を使用して6年が過ぎましたが、使用感について実際にレビューしてきます
💬 生型製法を選んだ理由
選んだ理由はシンプル。焼型製法の高価な南部鉄瓶は、手が届かなかったからです。笑
生型でも3万円近くはしますし、鍋敷も買うとなると、「5万円はみとかなきゃな…」という予算の見積りになります。
焼型となると「最低5万円から…」となるので、予算的に財布の紐が緩みませんでした。笑
選び方で悩んでいる方はこちら
南部鉄器の鉄瓶はこう選ぶ!初心者が失敗しない“5つのポイント”とは?生型製法にして後悔はある?

「お茶を淹れる趣味、はや6年目」となり、まさかサイトまで立ち上げると思ってなかったので「焼型鉄瓶にしとけばよかった。」という気持ちは今だとちょっとあります。
でも当時は「この趣味が続くか続かないかわからない状態。」でしたので、生型にしたのは良い決断だったと思ってます

多分私の場合は、「焼型鉄瓶」もそのうち絶対に買います。
なんなら岩手に旅行も将来いきます笑
実際に生型の南部鉄瓶を使っての印象は?
生型の特徴としては、焼型と比較すると「厚みがあって、重たい。」という特徴があります。
重みについて
実際に焼型鉄瓶を持ったことはありますが、確かに比較すると、厚みがあり重みは感じられます。
ツル(取っ手)について
またツルの部分(取っ手)も焼型製法では、「空洞で熱が伝わりにくくなる高い技術」を取り入れてるとのことですが、
私が使用している生型鉄瓶は、その技術が取り入れられていないため、ツル(取っ手)は熱くなるためミトンは必須です。
(焼型鉄瓶は比較していないのでミトン不要かはわからないです。)
店頭で買わないほうがいい理由がわかります
南部鉄瓶はどこで買うべき?価格の違いと失敗しない選び方を徹底解説この印象を受けて…。
「ちょっと重たい…」、「取っ手が熱い」
そのデメリットは確かに感じましたが、
私の体感基準で申し訳ないですが、
重い瞬間は「準備するとき」「水を入れるとき」「お茶を淹れるとき」に感じるだけ。
ツル(取っ手)に関しても、焼型製法の職人の知識を知ってしまった。
ちょっと印象深く感じただけで、煮沸したやかん=ミトンはついて回るもの。
その他、味の違いは分からないし…。
つまり””生型鉄瓶で大満足!””
という結論に至りました

私は及源(OIGEN)さんの生型鉄瓶(購入当時の価格は約3万円)です。
味も柔らかくて美味しいし、注ぎやすさも抜群。
焼型と比べれば「芸術品」としての格は確かに違いますが、日用品としての満足度は非常に高いです。
**生型=劣る、ではなく、むしろ“コスパのよい日常の相棒”**という感覚です◎

中華製、模倣品の“南部風鉄瓶”に注意
最近はAmazon等で「南部風」の鉄瓶が安価で出回っていますが、注意が必要です。
✅ 南部鉄瓶を名乗れる条件は…
- 岩手県で生産されていること
- 南部鉄器協同組合連合会の認定を受けていること

価格が安い=模倣品という認識で間違いないです。(数千円で購入できるもの)だそうです。
\⚠️買わないで!模倣品の参考例/
▶︎鉄瓶 800ml やかん おしゃれ ホーローなし 茶こし付き ティーポット 鉄分補給 直火→(https://amzn.to/4mh0G1C)
✅ まとめ|あなたはどっちを購入?

- 南部鉄瓶の価格差は「製法」「ブランド」「作家性」が要因
- 高価な焼型鉄瓶は“作品+日用品”、生型鉄瓶は日用品+価格とのバランスが優秀
- 模倣品には注意。
- ”南部”は岩手生産の組合しか名乗ることができない。南部風”などの表現がされています。購入時注意してください。
最後に|実際に比較してみて下さい

いかがでしたでしょうか?
“”生型南部鉄瓶を愛用””している私としての結論は、
- ”初めての購入であれば生型鉄瓶で大満足””
- ”お金に余裕があって、どうせ買うなら職人の技術が詰まった焼型鉄瓶””
これが私の結論です!
ぜひ違いを理解して、私と同じ南部鉄瓶で淹れるお茶生活を送りましょうね。
ではでは本日はこの辺りでl。にくえだでした
比較してみてみてください🍵
\【参考】焼型鉄瓶と生型鉄瓶の比較/
▶︎生型製法 鉄瓶 姥口アラレ1.2L【及春鋳造所 作】2~3人用 IH対応はこちら→(https://a.r10.to/hNBmMS)
▶︎焼型製法 鉄瓶 丸形姥口肌 1.4L 【岩戸賢一郎 作】 IH調理器(キッチンメーカーによる) 伝統工芸品
はこちら→(https://a.r10.to/hkaDRy)
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📚 参考・出典元(エビデンス)
以下の情報をもとに、本記事は作成されています。
📝 引用・出典の取り扱いについて
- 本記事は上記の信頼性の高い公式情報をもとに、筆者の実体験や意見を交えて構成しています。
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