お茶を節約して美味しく淹れるコツ|茶葉別の抽出回数と時間ガイド

南部鉄器の急須から注がれる緑茶。節約しながらも美味しく淹れるための湯の注ぎシーン。 お茶の知識

お茶を節約して淹れるコツ|茶葉別の煎出時間と回数を徹底ガイド

こんにちは、にくえだです

今回は「お茶を美味しく、でも節約しながら楽しむにはどうしたらいいか?」というテーマで、
私自身の体験と工夫をもとに、茶葉ごとの抽出のコツをまとめてみました。

お茶が大好きな私ですが、「できれば毎日たっぷり飲みたい。」とはいえ、茶葉って案外コストがかかりますよね。

そんな中で試行錯誤した結果、種類ごとに“美味しさを保ちながら節約できる方法”が見えてきました。


煎茶|日飲む定番だからこそ、節約は重要

▶ 茶葉の量と水のバランス

  • 150mlに対して茶葉3g前後
  • 通常2煎可能

▶ 煎出時間の目安

  • 1煎目:約1分
  • 2煎目:約1分
  • 3煎目:約3分

私は毎日2L以上飲むので、茶葉を18gに抑えて3回煎出しています(通常は21g使用)。

たった3gの節約ですが、50gの茶葉で見れば1000mlも多く飲める計算になります。

💡 節約ポイント

  • 煎出時間を少し長めに設定して、薄さをカバー
  • 渋みが気になる3煎目は、1煎目とブレンドして調整
にくえだ
にくえだ

煎茶の3煎目はおすすめしません。、3煎目を淹れる際に浸出時間を長くしても色は濃くなりますが、味の深みは感じられません。 

それでも節約したい。というひとには1煎目とブレンドをするか、茶葉量を3gから3,5gにするなど工夫は必要です。


玉露|高級茶葉を最大限楽しむコツ

玉露の写真バナー

▶ 基本の淹れ方

  • 150mlに対して茶葉3g前後
  • 3〜4煎までが目安

▶ 煎出時間の目安

  • 1煎目:約1分(低温で)
  • 2煎目:約45秒(蓋を開けて)
  • 3煎目:約1分20秒
  • 4煎目:約3分
にくえだ
にくえだ

玉露は3煎目まではしっかり深みがあり美味しく飲めます。(さすが高級茶葉)

4煎目は、味の質は正直落ちますし、深みが感じられませんが、飲めなくはないです。

ただ玉露(高級茶葉)を味わうときは”節約”するのも違うかなと思ったりもします。笑

💡 節約ポイント

  • 高温はNG。低温でじっくりが鉄則
  • 渋みが出にくいため、回数を増やしやすい

麦茶|節約を考えるなら麦茶のグレードを下げる

▶ 一般的なレシピ

  • 500mlにティーパック1個(5〜6g)
  • 煎出回数:1回

私は煮出し派。1200mlの水で、抽出時間は35分に設定。味がしっかり出るので、お湯の量を増やしても十分美味しく楽しめます。

にくえだ
にくえだ

麦茶は節約できません。もし節約するなら、麦茶のランクを落としてください。

安い麦茶を規定時間規定量通り入れる。
これが麦茶に関しては一番の節約です。


焙じ茶|香り重視だから節約は難しい

▶ 推奨レシピ

  • 150mlに茶葉3g
  • 煎出回数:1〜2回
  • 浸出時間:2煎目は1分

💡 注意点

  • 香りが命。2煎目以降は風味がかなり落ちる
  • 浸出時間を延ばしても、香ばしさが失われがち
にくえだ
にくえだ

ほうじ茶は味の深みというより、香ばしい香り!です。 2煎時目でも香りがだいぶ下がる印象です。

ただの3煎時目は色付きのお茶です。笑
それくらい質が下がります。


紅茶|ブレンドすれば節約はできる

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▶ 基本の淹れ方

  • 150mlに茶葉4g
  • 1〜2煎程度が限界

▶ 抽出時間

  • 1煎目:2分
  • 2煎目:3分
  • 3煎目:5分

3煎目まで出すこともできますが、渋みが強く出やすいため、節約には不向きな茶葉かもしれません。

にくえだ
にくえだ

3煎目はほうじ茶と同じくかなり厳しい印象ですが、3煎時に水を半分にして、浸出し1煎時目とブレンドすれば、まだ飲めます。


烏龍茶|煎出回数を楽しめる茶葉

▶ 基本の淹れ方

  • 150mlに茶葉5〜6g(種類による)
  • 5回(台湾烏龍茶6回)

▶ 煎出時間の目安

  • 1煎目:45秒
  • 2煎目:45秒
  • 3煎目:1分
  • 4煎目:1分30秒
  • 5煎目:2分
  • 6煎目:3分

台湾烏龍茶などは6煎目でも香りが楽しめるほどで、節約しながら贅沢な気分を味わえる茶葉です。

にくえだ
にくえだ

全ての茶葉に共通しますが、1煎目からの浸出時間をやや短めにすることが、節約のポイントです(ゴールデンドロップは徹底する!)

6煎目は香り、甘みともにかなり落ちますが、まだ味がでてるので烏龍茶は節約茶葉に相性がよいです。


ルイボスティー|好みによって節約の可否が変わる

▶ 基本の淹れ方

  • 150mlに茶葉3g
  • 1〜2煎

▶ 浸出時間

  • 1煎目:3〜4分
  • 2煎目:6〜8分

健康目的で飲む人(味目的は❌)には、3煎目まで挑戦するのもあり。ただし味と香りは1煎目が最も強く、以降は明らかに薄くなります。


まとめ|節約しながら美味しく飲むために

茶葉の種類によって、節約できる度合いも変わってきます。

  • 煎茶:2煎目まで。節約しづらい
  • 麦茶:節約するなら麦茶のグレードを落とそう(味そんなに変わらないので。笑)
  • 焙じ茶:節約には不向き(2煎目まで)
  • 紅茶:2煎目が理想。3煎までが限界。やや不向き
  • 烏龍茶:6煎目とブレンドを駆使すればかなりいける。
  • ルイボス:健康目的なら節約も可

そして最後に一つだけ。

にくえだ
にくえだ

節約するにあたり共通して言えることは、

  • 1煎目から浸出時間を短めに
  • ゴールデンドロップを徹底

です!ほうじ茶は最も相性悪いかなとおもいます。


ぜひ「これは節約しない方がいいお茶」も覚えておいてくださいね。

美味しいお茶を、無理なく、気持ちよく楽しむ。
そんな毎日のお茶時間の参考になれば嬉しいです。ではでは、にくえだでした

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