茶葉の規定量は盛ってる?“1gの差”が味とコスパを左右する理由

茶葉の規定量と味・コスパの関係を解説する記事アイキャッチ|南部鉄器で淹れるお茶シリーズ お茶の知識

お茶のパッケージに書かれた、「○g入れてください」。 あれ、正直ちょっと多くない?と思ったこと、ありませんか?

わたしも毎回「え、こんなに使う必要があるのか…?」とケチな自分が顔を出します。笑

にくえだ
にくえだ

ケチくさくて申し訳ないですが、「コスパもよく美味しく飲める」


これを常に追求してますので、この規定量の疑問について、今回の記事は深堀りしていきたいと思います

【結論】茶葉の規定量は“気持ち多め”。でも美味しく飲む基準としてはほぼ正解

結論は──

  • 個人的に「○g〜○gの表記は盛ってる」と結論づけ
  • ただ美味しく飲む基準としてはほぼ正解
  • 企業側は売上UPのためには仕方ない側面
  • 濃いめ好き、薄め好きの好みがあるので、曖昧基準を設ける企業チョイスは正しいかも
  • 1煎目と2煎目を混ぜるとバランスが取れた香りと味になる(個人的にこれお勧め

以上が私の結論です

何度も規定量より少なく淹れてみた結果──
「表記○g〜○gに関して、「やっぱり“気持ち1gくらい”は盛ってる」と個人的に結論づけましたが、

ただ、それは悪意ではなく、美味しく飲むための“正しい盛り”と、濃いめ薄め。という好みが分かれるのも事実。

なので美味しく飲む基準としては正解。というのが今回の結論となりました。


茶葉の規定量って、実際ちょっと多めに書かれてる?

では実例を挙げていきます。

「1杯4〜5g」という表記。 この“幅のある表示”が曲者で、どちらを採用するかで使用量が大きく変わります。

抽出量4gベース5gベース
1リットル約24g約30g
※2煎目が取れる場合は倍の抽出量です。

たった1gの違いでも、何杯も淹れると結構変わってきます。 4gと5gでは6gの差

50g入りの袋なら、淹れられる回数が1〜1.5回減るレベルです。

にくえだ
にくえだ

この1回分(2リットル)少なくなると、買う頻度が年間数千円単位(約2回分)で多くなる私の計算です。

なので”されど1g”が大きく変わってしまうんです

多めに記載があるかの真偽は不明ですが、この”1g”が企業側としても売上が大きく変わるということがわかっていただけたと思います。

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規定量より少なめでも淹れられる?実際に試した結果

ここからは完全にわたしの実験結果ですが、 複数回「1g少なめ」で淹れたところ……

  • 味はちゃんと出る
  • 香りもほぼ維持
  • しかし2煎目は味と香りが弱い
  • 浸出時間を少し長めにすればカバー可能
    ※ただ2煎目は味と香りが弱くなります

▼ただし落とし穴:2煎目が明らかに弱くなる

1煎目は誤魔化せても、 2煎目の抽出に限界が出てしまうのが正直なところです。

茶葉の量は「1煎目の濃さ」以上に「2煎目の余力」を左右します。

味と香りの残量が少ないため、どれだけ浸出時間を伸ばしても 薄くなるのは避けにくく、逆に雑味や渋味が混ざるデメリットもついてきます。

しかし落とし穴の抜け道が1煎目と2煎目を混ぜると意外とベストバランスになりうる

お茶のサイトをやっていて、こんなご提案はよろしくないかもですが──

1煎目と2煎目を混ぜることにより、薄くなる2戦目の味と香りがリカバリーでき、意外とバランスの取れた味わいになります。

このご提案は、一度騙されたと思ってやっていただきたく、

私の中ではやはり「2煎目の味の変化、薄さ」が常に課題として残っていたんです。

でもこの混ぜることで、「意外と自分の味覚とベストヒット」することが多々あり今もよくやってます。笑

規定量マイナス0.5gでもコスパと味わいのバランスは⚪︎

私もなんとか節約しつつお茶を飲む方法を考えた結果──

規定量の0.5gマイナス減であっても、浸出時間をやや長めに、1・2煎目を混ぜれば、味わいはギリギリキープできます。

にくえだ
にくえだ

ただ、「コスパよく”美味しく飲む”」という”美味しく”という部分に関しては、ちょっと妥協となるので、あんまりおすすめはしないです。👉 なぜお茶の値段が上がる?抹茶不足と“お茶カフェ戦争”の裏側を読み解く


茶葉の規定量は「味の安定」のために設定されている

茶葉の規定量はお茶のプロが決めています。

  • どんな人でも失敗しにくい量
  • 最後まで香り・旨みが持続するバランス
  • 濃いめ派、薄め派どちらも対応できるようにしている

特に紅茶・烏龍茶は、香り成分の飛びやすさが違うので、 「少し多めにしておくことで、味のブレを減らす」狙いもあるかもしれません。

だからこそ、

  • 初めてその茶葉を飲む人
  • プロ並みに微調整が苦手な人
  • 2煎目以上飲む味わいも含めて

表記の規定量は最高の塩梅で設定されているものなのは間違いありません。(ただ私個人は○g〜○gの表記は盛ってると結論づけてます。笑)


【まとめ】規定量は“ちょい盛り”だけど、最終的には正しい

今回のテーマ「表示量は盛っているのか?」について、まとめるとこうなります。

  • 「○g〜○gの表記は盛ってる」と結論づけ
  • ただ美味しく飲む基準としてはほぼ正解
  • 1煎目と2煎目を混ぜれば規定量を減らしても意外とバランスがよくなる
  • 規定量 −0.5gなら私はOK
  • でも企業側として盛っているわけではなく、それがベストな選択

なので、”盛っている”と私が表現したことは謝らなければいけないです、笑

しかし、その1gが大切なことは事実ではあるので、”個人的には盛っていてもおかしくない”と私の記事では結論づけますね。笑

にくえだ
にくえだ

でも企業側の規定量よりも、自分の好みの味かどうかが大切ですから、

ぜひ色々茶葉の量や浸出時間も調整して楽しんでみてくださいね

それでは本日はこの辺りで。にくえだでした

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